好きになったらとことん好き。アッサリしているように見えて、実はヤキモチ焼き。話すときはちょっと大袈裟で、ちょっと盛る。リールで挙げたこの並びに、自分のことかもしれない、あの人のことかもしれない、と思い当たった方もいるかもしれません。

はじめにお伝えしておきたいのは、血液型と性格の結びつきは、科学的に確かめられたものではないということです。それでも血液型の話がこれほど長く親しまれてきたのは、自分や相手を少し引いた目で眺めるための、手軽な入り口になってきたからだと思います。「O型だから」と決めつけるためではなく、「そういう一面もあるのかもね」と笑い合うための話として読んでいただけたらうれしいです。

この記事では、リールの最後に残した「O型と心地よく過ごすコツは?」という問いに、五つの視点からお答えします。相手がO型の方にも、自分がO型の方にも、どちらにも届くように書きました。当てはまるところだけ、持ち帰ってください。

血液型は「ものさし」ではなく「会話のきっかけ」として

最初のコツは、血液型の特徴を相手を測るものさしにしないことです。「O型なのに大雑把じゃないね」「O型だからヤキモチ焼くんでしょう」と言われると、言われた側は、自分という人間を型に押し込められたように感じることがあります。

反対に、「O型ってこう言われてるけど、当たってる?」と尋ねる形にすると、同じ話題がふたりの会話の入り口に変わります。当たっていれば笑えますし、外れていれば「じゃあ実際はどうなの」と、その人自身の話を聞くきっかけになります。

大切なのは、答えを決めるのが相手本人だということです。こちらが用意した説明書を読み上げるのではなく、本人の言葉で説明書を書き直してもらう。そのくらいの距離感でいると、血液型の話は軽やかなままでいられます。

そして、どれだけ相手を知りたくても、自分の見方がすべてではないと心のどこかに置いておくこと。それだけで、決めつけからくる小さなすれ違いは起きにくくなります。

「好きになったらとことん」を受け止めるには

好きになると一直線になる人の愛情は、まっすぐで温かいものです。連絡がまめになったり、会う予定を楽しみに何度も話したり。その熱量を、うれしいと感じる日もあれば、少し重たいと感じる日もあるかもしれません。どちらの気持ちも自然なものです。

重たいと感じたとき、自分を冷たい人間だと責める必要はありません。愛情の表し方には人それぞれのペースがあり、ペースが違うこと自体は、どちらかが悪いという話ではないからです。

そんなときは、自分のペースを言葉にして伝えてみるのがひとつの方法です。「連絡がうれしいのは本当。ただ、平日の夜は返事が遅くなりがちなの」というように、受け取っている気持ちと自分の事情を一緒に伝えると、相手も自分の熱量を否定されたとは感じにくくなります。

受け止めるというのは、相手に合わせ続けることではありません。自分の心地よさも大事にしたまま、相手のまっすぐさを「ありがとう」と受け取る。その両方を手放さないことが、長く心地よく過ごすための土台になります。

アッサリに見えるヤキモチとの付き合い方

気にしていないふりをしながら、実は心の中で引っかかっている。そういうヤキモチは、表に出にくい分、本人の中で静かに大きくなっていくことがあります。あとから「あのとき、少しさみしかった」と打ち明けられて、驚いた経験のある方もいるかもしれません。

こうしたヤキモチは、相手を縛りたい気持ちというより、「自分は大切にされているかな」という確認の気持ちから生まれることが多いように思います。そう考えると、責められているように感じていた言葉も、少し違って聞こえてくるかもしれません。

こちらにできるのは、自分の予定や気持ちを、普段から言葉にしておくことです。「今日は友達と飲みに行ってくるね、帰ったら連絡するね」といった、ごく小さな共有で十分です。相手の不安を消すためというより、自分がふたりの関係を大切にしていることを、自分の言葉で示しておくイメージです。

そして、ヤキモチを打ち明けてもらったときは、まず「話してくれてありがとう」と受け取ってみてください。言いにくいことを言えた、という経験そのものが、ふたりの間の安心につながりやすくなります。

「ちょっと盛る」話は、温度として聞く

「昨日の店、人生でいちばんおいしかった」「もう百回は言ったよね」。少し大袈裟な言い回しは、話を正確に伝えるためというより、そのときの気持ちの温度を伝えるためのものです。数字や事実の細かさにこだわりすぎると、せっかくの温度を受け取りそびれてしまいます。

話を聞くときは、「どのくらい本当か」よりも「どのくらい心が動いたか」に耳を傾けてみてください。「そんなにおいしかったんだ、また一緒に行きたいね」と温度で返すと、会話はぐっと楽しくなりやすくなります。

ただし、大事な約束や、お金のこと、ふたりの予定にかかわる話は別です。そこで盛った言い方をされると困るときは、「この話だけは、正確に教えてほしいな」と、話題を区切ってお願いしてみるとよいと思います。相手の話し方全体を否定せずに済みます。

盛る話を楽しめるかどうかは、聞く側の余裕にも左右されます。疲れている日に付き合いきれなくても、それは自然なことです。「今日はちょっと疲れてるから、また明日たくさん聞かせて」と伝えるのも、立派な思いやりのひとつです。

自分がO型のとき、自分にかける言葉

ここまで読んで、自分のことだと感じた方もいるかもしれません。好きになると止まらなくなる自分、ヤキモチを飲み込んでしまう自分、つい話を大きくしてしまう自分。思い当たる項目があっても、それは欠点というより、あなたらしさのひとつです。

とことん好きになれるのは、人を大切に思える力があるからです。ヤキモチを焼くのは、その関係を失いたくないと思っているからです。話を盛ってしまうのは、目の前の人を楽しませたい気持ちがあるからかもしれません。どの一面にも、やさしい理由が隠れています。

もし、その一面が自分を苦しくさせていると感じるなら、無理に変えようとしなくても大丈夫です。たとえば、引っかかった気持ちを飲み込む前に、ひとことだけ言葉にしてみる。返事を待つ時間が長く感じるときは、自分の好きなことに少し意識を向けてみる。小さな工夫で、心はいくらか軽くなりやすくなります。

説明書は、相手に読ませるためだけのものではありません。自分で自分の取り扱い方を知っておくことも、ふたりで心地よく過ごすための、静かな準備になります。